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2007年03月16日

オーロラの彼方へ

オーロラの彼方へオーロラの彼方へ
デニス・クエイド

松竹 2006-12-22
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オーロラの彼方へ(原題:FREQUENCY)
America/2000.12/117min
監督:グレゴリー・ホブリット
出演:デニス・クエイド  ジム・カヴィーゼル
【オーロラの作用によって時間を超え、消防士である父親と刑事の息子とが無線機を使って数々の困難を打破していく物語。ベースとっているテーマは親子愛。】

もっと評価されていい作品

この作品のジャンルを決めるのは少々難しい。
ドラマ、ファンタジー、サスペンスが一緒になった作品といえるだろう。ファンタジーとサスペンスという相容れないものが見事にマッチしている。しかもよくある、“未来から過去を変えようとする行為は、すでに過去に組み込まれている”というものではなく、その点が結末を予測させず、純粋に楽しめる。とくにエンディングは泣ける。
原題のfrequency(フリークエンシー)は周波数の意味。DVD収録のメイキングでは、「情報」が過去と未来を行き来する可能性についてかなり科学的に考察した、ということが紹介されている。作り手が本気で“夢”を持って取り組んでいるだけに、作品からもそれが伝わってくる。現在人が忘れかけている“夢”を思い出させてくれる、もっと評価されてもよい作品だと思う。
posted by Takuya Mitaka at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月19日

大脱走

大脱走大脱走
スティーブ・マックイーン ポール・ブリックヒル ジョン・スタージェス

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2006-06-17
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大脱走(原題:THE GREAT ESCAPE)
America/1963.8/168min
監督:ジョン・スタージェス
出演:スティーヴ・マックィーン ジェームズ・ガーナー リチャード・アッテンボロー ジェームズ・コバーン チャールズ・ブロンソン
【第二次世界大戦下、ドイツの空軍捕虜収容所に収容された連合軍の将兵らが、総勢250名にも及ぶ脱走が実行する。多少の脚色はしているが、脱出方法については史実に基づいて忠実に描いた作品。】

女性が登場しない映画、今作れるだろうか?

映画製作側は、興行的なことを考え、男と女を登場させるのが今でも当たり前になっている。しかし、この映画には女性は通行人等以外、一切登場しない。つまり、女性を愛し、守る男の姿ではなく、純粋に“男の世界”を描いた作品である。
この点は「眼下の敵」や同監督による「老人と海」なども同じだが、この「大脱走」は豪華キャストを揃えていることもあり、とくかくエンターテイメント性がずば抜けて高い。
史実に基づいた脱出劇、それを取り巻いて描かれるさまざまな個性。とくに、主役のスティーブ・マックィーンの純粋さ、大胆さ、何事にもめげない男の姿は、観た者に“希望”を与えずにはおれないだろう。
名作といわれる作品は数あれど、この「大脱走」はありていな言葉でいえば、名作中の名作。映画が好きという方でまだ観ていない方がおられたら、ぜひ一度は観てもらいたい作品である。
posted by Takuya Mitaka at 12:28| Comment(0) | TrackBack(1) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月20日

ガタカ

ガタカ [SUPERBIT(TM)]ガタカ [SUPERBIT(TM)]
イーサン・ホーク

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2006-12-20
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ガタカ
(原題:GATTACA)
America/1998.4/106min
監督:アンドリュー・ニコル
出演:イーサン・ホーク
   ユマ・サーマン
   アラン・アーキン
   ジュード・ロウ
【遺伝子の優劣により職業を完全に管理された近未来世界で、劣性遺伝子を持つ青年が、宇宙飛行士になるため、宇宙飛行施設“ガタカ”に潜り込む。】

タイトルは×だけど内容は◎!!

青年の苦悩と希望を、おそらく現実になるであろう、遺伝子の優劣で人間を判断する社会に警鐘を鳴らしながら描く、近未来SFジャンルとしてはまさにトップレベルの作品。ストーリー展開も非常によく、エンターテイメント性が高いので楽しめる。
この映画で描かれている世界はもうすぐ目の前まで来ているといえる。実際、読売新聞が07年2月19日、血液一滴で遺伝子診断が30分以内にできる方法を理化学研究所が開発したと報じている。しかも、がん細胞特有の遺伝子検査では、がん細胞がわずか1%しか混じっていない組織も見分けられたというのだ。
個人的には近未来をテーマにするのなら、この作品のように“風刺”があってほしいと思う。何をもって“優れている”“劣っている”を判断するのか。本作が訴える問いに答えるのは、私たち一人ひとりだ。
ちょっと話が大きくなったが、本当にいい作品で、とくにラスト、医師のとった行動に深く感動した。もっともこれは全編に渡り無機質な映像で展開されているので、その反動かもしれない。でも、今でも思い出してもジーンとなる。
タイトルの「ガタカ」に拒絶反応を起こさず、ぜひ観てもらいたい作品。
posted by Takuya Mitaka at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月22日

猿の惑星

猿の惑星猿の惑星
チャールトン・ヘストン フランクリン・J・シャフナー キム・ハンター

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005-02-04
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猿の惑星
(原題:PLANET OF THE APES)
America/1968.4/113min
監督:フランクリン・J・シャフナー
出演:チャールトン・ヘストン…ジョージ・テイラー
   キム・ハンター…ジーラ
   ロディ・マクドウォール…コーネリアス
   リンダ・ハリソン…ノヴァ
   モーリス・エヴァンス…ザイアス
【3名の宇宙飛行士が、言葉を話す猿が原始化した人間を支配する惑星に不時着。主人公は猿に捕らえられ、なんとか逃亡しようと試みる。】

初めて見た時の衝撃が忘れられない

人間のエゴ、戦争の愚かさを、SFジャンルで見事に描いた傑作。初めて猿が登場した時に受けた衝撃は今でも忘れられない。
本作に続いて、続-、新-、-征服、最後-と次々続編が作られたが、一作目である本作に勝る作品はない。とくに続-は、奇をてらい過ぎだ。ただ、続-の内容を嫌って降板したコーネリヤス役のロディ・マクドウォールが復活した新-は、なかなかよい作品ではないだろうか。
ティム・バートンのリメイク作品ははなはだ不評だが、確かに駄作である。ただ、猿が銃を使っていないところは認めたい。それ以外、音響技術等を抜きに考えて本作を超えるところは一つもない。
それほど、本作はよくできているのだ。とくにラスト、まさに圧巻である。

猿の惑星 コーネリアス 12インチフィギュア
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豆魚雷 2004-12-25
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Planet Of The Apes - 12 Inch: Zira
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Planet Of The Apes - 12 Inch: Dr. Zaius
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posted by Takuya Mitaka at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月28日

ドーン・オブ・ザ・デッド

ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カットドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット
サラ・ポーリー ザック・スナイダー ヴィング・レイムス

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ドーン・オブ・ザ・デッド(原題:DAWN OF THE DEAD)
America/2004.5/98min
監督:ザック・スナイダー
出演:サラ・ポーリー
   ヴィング・レイムス
   ジェイク・ウェバー
【1978年に公開されたジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」を現代風にリメイクした作品。ショッピングモールに逃げ込んだ生存者がゾンビとの死闘を繰り返す。】

リメイク作品なのに面白い

ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」のリメイクだが、リメイク作品にしては珍しく、面白い。ロメロ監督が05年に製作した「ランド・オブ・ザ・デッド」より、はるかにこの作品のほうがホラー映画として楽しめる。
ロメロの「ゾンビ(1978)」では、ショッピングモールの商品=「物」は「宝」として描かれていた。物欲がまだまだ旺盛だった時代だからだ。本作品では商品はもはや欲を満たしてくれる「宝」ではなく、単なる道具として描かれている。また、これまでのゾンビ映画と大きく異なるのがゾンビの動き方で、時間の流れがゆるやかだった時代に作られた前作品に比べ、スピード感がまるで違う。
ゾンビ作品は個人的に好きだが、面白い作品は少ない。ドーン・オブ・ザ・デッドはストーリー展開や細かい描写も含め、なかなかよくできた作品であると思う。


Land Of The Dead - 7 Inch Action Figures ( Set of 3 )
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posted by Takuya Mitaka at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月29日

ブレインストーム

ブレインストームブレインストーム
クリストファー・ウォーケン ナタリー・ウッド ルイーズ・フレッチャー

ワーナー・ホーム・ビデオ 2002-07-05
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ブレインストーム(原題:BRAINSTORM)
America/1984.4/100min
監督:ダグラス・トランブル
出演:クリストファー・ウォーケン
   ナタリー・ウッド
   ルイーズ・フレッチャー
【科学者が、人の記憶、視覚と聴覚だけでなく、嗅覚・味覚・触覚の五感と感情までを記録し、それを追体験できる装置を開発。その利権をめぐってさまざまな事件が発生する。そして主人公は、命の危険を承知で装置を使い、ある体験をしようとする…。】

今週月曜日の「世にも奇妙な物語」の…

加藤あい主演「ヴァーチャルメモリー」(「世にも奇妙な物語」07.3.26放送)のモチーフになっている作品。このヴァーチャルメモリーを面白いと感じた人は、ぜひこのブレインストームを観てほしい。きっと楽しめるはずだ。
個人的に好きな作品なのだが、最初に観終わった後、どうも釈然としなかった。SFベースに人間ドラマ、サスペンス、アクション性もある。しかし、それらがどうもチグハグなのだ。ちょうど脚本家が3人いるような感じ。これについては後に、主演のナタリー・ウッドが撮影中にボートから転落して溺死するという事故があり、急遽ストーリーを変更せざるを得なかったと知り、納得できた。まあ脚本家は二人なのだが。
ただ、出来が悪いというわけではない。
最初の10分間を観たら、結末はどうなるのだろうと、きっとそのままストーリーを追いかけたくなることだろう。
posted by Takuya Mitaka at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月02日

クイルズ

クイルズ〈特別編〉クイルズ〈特別編〉
ジェフリー・ラッシュ ケイト・ウィンスレット ホアキン・フェニックス

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2002-04-05
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クイルズ(原題:QUILLS)
America/2001.5/123min(映倫R-15)
監督:フィリップ・カウフマン
出演:ジェフリー・ラッシュ マルキ・ド・サド公爵
   ケイト・ウィンスレット 小間使い・マドレーヌ
   ホアキン・フェニックス クルミエ神父
【サド・マゾのサド(サディズム)の語源になった人物、サド伯爵の晩年の姿を描いた作品。侯爵は精神病院に収容され、公表しないという約束で自由に執筆することを許されるが…。 】

天国に行くにはまず地獄への道を熟知する

この映画が描くところは、「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」(ニッコロ・マキアヴェッリ=浅薄な倫理や道徳を排し、ひたすら現実を直視したルネサンス期の思想家)という言葉に集約されるのではないかと思う。
原題QUILLS(クイルズ)は羽ペンの意味。
一般に公開されている作品解説では、「サド侯爵の晩年にスポットを当てた舞台劇の映画化。サド侯爵の権力への孤高の抵抗のさまを…ユーモアを交えて『官能的に』描く」とあるが、けっして官能的には描いていない。ジャンルとしてはドラマといっていい。ジェフリー・ラッシュの演技も素晴らしく、セリフの端々から脚本家の知性の高さが伺える、ちゃんとした作品なのである。
人が何かを“作る”という行為を行う場合、大きく、「人を喜ばせるため」と、「ひたすら自分の内にあるものを吐き出す」という2つの方向性がある。もちろん、人に見せるという前提がない日記等以外では、これらの2つは交じり合って作品となる。いずれにせよ、ものを作り、一般に公開するという行為は、良くも悪くも人に影響を及ぼす。
僕はこの映画を観ながら、江戸川乱歩の小説にある、女性の首を絞めて窒息死させる描写に興奮し、実際にそれを実行してしまった男を思い出した。そうした危険性は本作でも描かれている。
本作のサド伯爵いわく、「では水の上を歩こうとした人が溺れ死んだら、それは聖書のせいだというのか?」。
posted by Takuya Mitaka at 10:09| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月04日

第5惑星

第5惑星第5惑星
デニス・クエイド ウォルフガング・ペーターゼン ルイス・ゴセット・Jr.

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2006-03-10
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第5惑星(原題:ENEMY MINE)
America/1986.5/94min
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:デニス・クエイド…ダビッジ
   ルイス・ゴセット・Jr…ジェリバ
   バンパー・ロビンソン…サミス
【敵対関係にあり、言葉も通じない地球人とドラコ星人が、ともに生活をせざるを得なくなり、共同作業を通してやがて友情が芽生え始める。ヒューマンドラマ主体の異色のSF作品】

本当の「敵」はどこにいる?

個人的に非常に好きな作品。SFなのだが上述のとおりヒューマンドラマ主体で、これと似た作品を僕は知らない。大げさにいうと唯一無二。
この映画に登場する異星人、ドラコ星人はグロテスクである。かなり重厚な特殊メイクなのだが、内面の心の動きが伝わってくるのに驚かされる。これは、ドラコ星人役のL・ゴセット・Jrの演技力の素晴らしさだろう。粗野な感じなのだが人間味があって優しさがあるデニス・クエイドも適役だ。初盤から中盤にかけて、この2人のやりとりのみで、これがなかなか面白い。
人間のエゴ、戦争の愚かさだけでなく、地球人にとっては敵である異星人と友情が生まれる過程を見事に描いている。ぜひ観てほしいと思う。

※多分、以下は他のレビューアーは言及していないだろう。
ドラコ星人は、しきたりを重んじる。とくにラストで描かれる儀式は壮大。15年ほど前、初めてこの映画を観たとき、そのしきたりに歴史性を感じたものの当時はよくわからなかった。最近、ユダヤ教についてある程度の知識を持つようになって、ナゾが解けた。
ハリウッドはユダヤ系がしきっているので(この映画も「FOX」でユダヤ系)、普通なら、ユダヤ側を醜い異星人として登場させるのは考えられないのだが…。
この作品を観て、ドラコ星人のしきたりに深さを感じた方はユダヤ教について調べてみるとよいと思う。

最後にタイトルについて、原題は「ENEMY MINE」。自分にとっての「敵」、自分の中にある「敵」。敵とは何なのか? そのメッセージを含んだENEMY MINEを、第5惑星にしてしまってはあまりに陳腐すぎる。時代のせいもあっただろうが、日本タイトルもそのままにしてほしかった。

Enemy MineEnemy Mine
Barry B. Longyear

Backinprint.Com 2004-03
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The Science Fiction AlbumThe Science Fiction Album
Various Artists

Silva America 2005-02-08
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posted by Takuya Mitaka at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月10日

独裁者

独裁者独裁者
チャールズ・チャップリン ポーレット・ゴダード|チャールズ・チャップリン|チャールズ・チャップリン

ファーストトレーディング 2006-12-14
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独裁者(原題:THE GREAT DICTATOR)
America/1940制作/126min
監督:チャールズ・チャップリン
出演:チャールズ・チャップリン
   ジャック・オーキー
   ポーレット・ゴダード
   チェスター・コンクリン
【喜劇王・チャップリンの初本格トーキー作品。ヒットラーが既に台頭していた1940年に制作された。ドタバタ劇を盛り込みながら描く戦争風刺。ヒットラーに見立てた独裁者ヒンケルの狂人性、そして孤独までも描いている。ラスト6分のチャップリンの肉声による人間性の賛歌と回帰を情熱的に訴える演説が有名】

後世に語り継がれる映画

1940年制作のこの映画。既にドイツを仕切っていたヒットラーは、当然、本作の公開中止を訴えた。チャップリンはアメリカに移り住んだが、公開中止どころではなく、命を狙われる覚悟がなければこの映画は決して作れなかっただろう。僕はチャップリンを尊敬している。

この映画に関してはあれこれと述べることはしたくない。「ぜひ観て下さい」。それだけである。
僕が独断で選んだ「お勧め映画88タイトル」。これらの作品のうち、「ローマの休日」や「素晴らしき哉、人生」「雨に唄えば」「アマデウス」「カッコーの巣の上で」といった作品は50年経っても観られ続ける映画だと思う。でも、100年、200年という単位で考えるならば、この「独裁者」だけが観られているのではないか、そう思っている。

チャーリー チャップリン [ポスター]チャーリー チャップリン [ポスター]

トライエックス 2003-04-01
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チャップリン・未公開NGフィルムの全貌チャップリン・未公開NGフィルムの全貌
大野 裕之

日本放送出版協会 2007-03
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posted by Takuya Mitaka at 12:51| Comment(2) | TrackBack(1) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月21日

ソウ

B00067HCXUSAW ソウ DTSエディション
ケアリー・エルウェズ ジェームズ・ワン ダニー・グローヴァー
角川エンタテインメント 2005-03-11

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ソウ(原題:SAW)
America/2004.10/103min
監督:ジェームズ・ワン
出演:ケイリー・エルウィズ Dr.ゴードン
   ダニー・グローヴァー タップ
   モニカ・ポッター アリソン・ゴードン
   リー・ワネル アダム
【2人の男が目を覚ますとそこは真っ暗な密室で足には鎖。ポケットに入れられていたテープを再生すると「6時間以内に目の前の男を殺すか、2人とも死ぬかだ」というメッセージが…。】

20年ぶりに2度続けて観た映画

低予算、撮影期間2週間にもかかわらず大ヒットした作品だけあって非常に面白かった。僕が立て続けに観た映画は「アキラ」以来で、約20年ぶりだ。
サスペンス映画の犯人は、「犯人ぽくないのだが、人物描写がていねいになされている人物」であるのが、常だ。この作品でもそういう一面はあるのだが…。人気作品だから観た人が多いと思うが、観てない人もいるだろう。サスペンスにネタばれは禁物だ。内容はこれ以上書かないが、ホラー・サスペンス好きで、まだ観ていない人がいたらぜひ観てほしい。
脚本はアダム(カメラマン)役のリー・ワネル。低予算に合わせて、主に一つの部屋で登場人物2人という設定で物語が進行していくという前提で、監督のジェームズ・ワンとアイデアを持ち寄って作ったという。2人とも才能のある人たちだと思う。


ジェームズ・ワン監督が、「訴えたいテーマがあって、どんどんアイデアが湧いてきた」とインタビューでいっていた。まあ大概の映画にはテーマがあると思うが、この映画は「生への感謝」といったところだろう。それを「暴力」でわからせようとするのがいかにもアメリカ映画らしいと感じた。


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ラベル:映画 SAW
posted by Takuya Mitaka at 13:56| Comment(0) | TrackBack(1) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

タイムアクセル12:01

タイムアクセル12:01
ジョナサン・シルバーマン ジャック・ショルダー
B00005AGB2


期待せず観たが凄く良かった!

「タイムアクセル12:01」。93年の日本未公開作品。
「摩天楼(ニューヨーク)はバラ色」にヒロイン役で出ていたヘレン・スレイターが好きだったので、10年ほど前、レンタルビデオ屋で期待せずに借りた。これがなかなか良かった。というか、個人的にかなり好きな作品の一つになった。

この映画はとくにストーリーを言ってしまうと面白さが半減する。タイムスリップもの(本作に関してはタイムループというべきか。)が好きな人にぜひ観てほしい。

そして、毎日が同じ繰り返しだなと感じてる人、人が老いることに「時って残酷だな」と思っている人にもお勧めしたい作品である。

(いつものレビューと違ってあっさり書いてますけど、少しでも興味を持った人にはホントお勧めします!レンタルにはないかもしれませんが…)
posted by Takuya Mitaka at 13:02| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月17日

プライマー

プライマープライマー
シェーン・カルース デヴィット・サリバン

バップ 2006-03-24
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2004年のサンダンス映画祭で脚光を浴びたということで期待したが、正直期待外れ。
二人のエンジニアが偶然タイムマシンを作り出してのSFサスペンスなで設定自体は好きなんだけど、主人公2人を同等に扱っていてまず感情移入ができない。タイムパラドックスから生じる2人の苦悩がテーマというのはわかるが、たんたんと描きすぎで、結局何をどうしたいのかわからなかった、というのが率直な感想。


posted by Takuya Mitaka at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月26日

デジャヴ

B000PTYQZ6デジャヴ
デンゼル・ワシントン. ポーラ・パットン. ヴァル・キルマー. ジム・カヴィーゼル. アダム・ゴールドバーグ トニー・スコット
ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント 2007-08-03

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政府機関が開発した、4日と6時間前の過去をリアルタイムであらゆる視点から見ることのできる装置を使い、特別捜査官が一つの事件に挑む。

まず、テンポのいい画面切り替え、カメラワークが終始よく、最後まで飽きることなく観ることができた。

僕は四次元的なものを主題とした作品が好きだ。「オーロラの彼方へ」のレビューで、「『未来から過去を変えようとする行為は、それ自体が過去に組み込まれている』といったありがちな作品は先が読めてしまう」と書いたが、この作品はそれを踏まえて描いており、終盤、予測どおりに展開していき、ラストはどうなるのか、と観る者を巻き込んでいく。その描き方も楽しめた。

未来から過去へ干渉する場面では、少し矛盾を感じたものの、ラストはまあこれなら納得できるか、と思ったし、「デジャヴ」というタイトルに沿ったものとうなずけた。ラストは寂しくもあり、ハッピーエンドともいえる。

この作品で一つ、アメリカ的発想の嫌な部分に少々辟易したところがある。それは、カーチェイスシーン。アイデアは斬新でいいのだが、行為があまりに自己中心的。「自分が正しいと思ったことは必ず遂行する。周りは関係ない」。その迷いのなさが行動力と強さに繋がっているのだけど、最近のハリウッド映画はそれを当たり前に描いているものが多く、大国とそれに従う日本の行く末が心配になる。
ラベル:デジャヴ
posted by Takuya Mitaka at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

インベージョン

物語に入り込めない

エイリアンの侵略を描いた古典SF小説の古典「盗まれた街」(ジャック・フィニイ)を映画化したもので、テレビCMを見て、SFホラーぽっかったので、楽しみにしていた。しかも映画化は4度目という。僕は過去の作品を観ていない。調べると過去3作品では、エイリアンが、密かに住民のクローンを作って成り代わるというもので、原作もそうなっているらしい。

本作ではエイリアンは登場せず、ウイルスに感染して人々が変わっていくという内容。

それで観た感想は、映画でみずとも、レンタルで十分といえる作品で、今一だった。ニコール・キッドマン演じる母親が息子を守ろうとする姿を描きながら、闘争心、物欲、性欲などを持つ「人間性」を問いかけている。それはわかるが、ホラー性が薄く、変異に睡眠を関わらせた点も、どうも強引。物語に入り込むことができなかった。
これは僕が、ニコール・キッドマンとダニエル・クレイグがあまり好きでないことも理由の一つかもしれない。
ちなみに、昨日は映画の日でバイオハザード公開前だというのに、それほど大きくない館内はけっこう空席があった。

ということで、バイオハザードVに期待している。

アイズ ワイド シャット
posted by Takuya Mitaka at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月27日

アイ・アム・レジェンド

アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫 NV マ 6-5)
アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫 NV マ 6-5)リチャード・マシスン 尾之上浩司

おすすめ平均
stars面白かった
stars地球最後の男
stars映画とは別物です。注意
stars素晴らしいアイデア
starsオチは知らずに読んで欲しい

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アイ・アム・レジェンド(原題:I AM LEGEND)
America/2007/100min
監督:フランシス・ローレンス
出演:ウィル・スミス(ロバート・ネビル
   アリシー・ブラガ(アナ
   ダッシュ・ミホク(アルファ・メイル
   チャーリー・ターハン(イーサン
【2012年のニューヨーク、人為的につくり出されたウイルスに免疫があり一人生き残った男、軍の科学者のロバート・ネビル。相棒のシェパード犬のサムと食料を求めながら、自分以外の生存者を探し、また、研究者としての使命を果たそうとする。】

つまりはウィル・スミス

廃墟と化したNY、冒頭のハンティングシーン、さすがはハリウッド、みせてくれる。荒廃とした町並みの描写も規模が大きく、この世で一人取り残された感がよくでている。が、観終わって感じたのは、この映画は“ウィル・スミスをみる作品”ということである。それゆえ、あまりいないと思うがウィル・スミスが好きでないという人がこの作品を観たなら、もう一つと思うことだろう。僕はウィル・スミスは好きなんで、楽しめた。
僕の映画レビューはネタばれなしで書いている。ましてこの映画は公開中ゆえ、これ以上は語らないでおく。
個人的にはこの映画より「28日後…」をお勧めする。

読者に叱られそうだ。ネタばれありレビューへ⇒
posted by Takuya Mitaka at 10:59| Comment(0) | TrackBack(4) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

AVP2(エイリアンVSプレデター2)

最初から最後まで盛り上がりっぱなし。
前作よりも全然楽しめた。
ただ、怖さを増させるためだろうが、画面が暗い。暗いのはいいが、暗すぎ。もう一つ、アップのシーンがやたら多い。とくにプレデターとプレデリアンは終盤を除きほとんどドアップ。暗いしアップやし、ついでカメラワークが懲りすぎというか観る人の視点を無視したごとくに移動し、ついでにプレデターとプレデリアンはよく似てるし、どっちがどっちかよくわからないシーンが多かった。

この作品は僕みたいにプレデター好きが観る映画。前作よりも面白いのは確かだが、前作がもう一つと思った人はそれほどいいとは思わないだろう。僕はわりと好きやけど。
ラベル:AVP2
posted by Takuya Mitaka at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月07日

unknown(アンノウン)

unknown/アンノウン
unknown/アンノウン


■釈然としないラスト■

設定は制作費を抑えることができる「SAW」とよく似ている。
主軸となる登場人物5人は街外れの工場に閉じ込められている。人質、犯人側とも特殊なガスを吸い込んだせいで記憶を失っており、自分は一体何者かわからない。当然、それぞれに混乱と不安を呼び込びこんで疑心暗鬼になり、見る側も先の展開を追いかけたくなる。この点、良かったといえる。

僕の場合は予想したどおりに進んだ。どんでん返しも予想した通り。それでもいい作品だと思った。ラスト3分を見るまでは。
このラストがなければ倒錯状態で芽生える友情や自己犠牲の要素もあり、観て満足できる作品だと思っただろう。しかし結末が本当にいただけない。すべてをブチ壊し。これでは純粋な悪人のほうがむしろピュアじゃないかと思ってしまう。まったく釈然としない作品だ。ジム・カヴィーゼル(オーロラの彼方へでジョン役をしている)もラストがなければ適役だっただけに残念である。
posted by Takuya Mitaka at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) |  Review America | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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